花便り4 2019.3. ~ 2021.4.

 

撮影日 2021.4. 28.

 1.シラン(紫蘭)

ランの仲間にしては日向でも半日影でも栽培できる、丈夫で栽培しやすいランである。

白シランも近日中に開花しそうなので開花したら披露したい。

 

2.ヒメカンゾウ(姫萱草)

一日花であり朝が格別きれいに咲く。開花期間も短いので目に触れることが少ない。

朝この花に会うとすがすがしい気分になる。

 

 写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.4. 26.

 1.佐倉堀田邸ミステリーローズ

このバラは今年は格段に美しく咲いた。1

00年ほど前、堀田伯爵がヨーロッパ(フランス、イギリス)留学の際、

持ち帰ったのがこのバラと言われている。ロマンは尽きない。

 

2.リージャンロードクライマー(麗江薔薇)

このバラも今年は殊の外美しい。中国の麗江で発見されたのでこの名がつけられた。

佐倉堀田邸ミステリーローズのルーツであると思われる。

 

3.チョウジソウ(丁子草)

清楚で美しいが、夾竹桃の仲間なので全身有毒である。

湿った半日影を好むので、しづの里の今の場所がお気に入り。

 

 写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.4. 11.

 1.ヤマブキ(山吹)

七重八重 花は咲けども 山吹の みのひとつだに 無きぞ悲しき(太田道灌)

しづの里の山吹も大きく育った。

 

2.シャガ(射干)

中国原産で、地下茎を伸ばし先端に芽を出すので、比較的大きな群落をつくる。

しづの里でも比較的大きな群落を作っている。

 

3.ヤグルマソウ(矢車草)

花が鯉のぼりを飾る矢車に似ているのでこの名がついた。

産土の裏の畑の縁に陣地を増 やしている。

 

写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.4. 9.

 1.ハナイカダ(花筏)

ハナイカダの雄花と雌花。雌花は花が終わると夏には実が付く。

昔はこの周辺の森では見慣れた植物であった。

 

2.ミヤコワスレ(都忘)

本州、四国、九州に自生するミヤマヨメナの園芸品種。

暑さに弱いので夏は半日影が望ましい。

 

 写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.4. 9.

 1.エビネ(海老根)

日本を代表するラン科の植物。

明るい半日影と湿気を好むが、しづの里は気に入ったらしく毎年増殖している。

 

2.ワスレナグサ(勿忘草)

ヨーロッパ原産の植物で暑さに弱いので、日本では一年草として扱われるている。

 

3.ツボサンゴ(壺珊瑚)

北米原産の宿根草で、葉が美しいのでカラーリーフとしても寄せ植えに使われる。

壺型の珊瑚色の花をつけるのでこの名がついた。

 

写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.4. 1.

 1.ケマンソウ(華鬘草) 別名:タイツリソウ(鯛釣草)

室町時代に中国から渡来したといわれ、仏具の華鬘からその名がついた。

しづの里はあまり気に入らないらしく、姿を消しつつある。

 

写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.3. 30.

 1.ニューカマー 山燈籠

景色に馴染みすぎて気が付かないでしょうが、

再オープンを記念して産土の入り口に置きました。

 

 2.イカリソウ(錨草)

強精剤の材料として知られている。このほか3種類のイカリソウが咲いている。

 

3.モミジイチゴ(紅葉苺)

枝(幹)は2年で枯れ絶えず更新されている。

秋には黄色の実をつけるが、しづの里では数が少ない。

 

4.アケビ(木通)

今年も多くの花をつけ、甘い香りで周辺を和ましている。

 

写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.3. 23.

 1.オキナグサ(翁草)

この場所が気に入ったのか今年は一回り大きく育った。

独特の色合いで存在感があるが、キンポウゲ科の植物で有毒である。

 

2.ヒゴスミレ(肥後菫)

つい最近、しづの里の仲間になった、この場所が気に入って増えてくれると嬉しい。

葉が分裂し葉先が細いのですぐわかる。

 

3.アブラナ(油菜)

今年はアブラナが大失敗でうまく育たなかった。

連作障害だと思うが、この写真は畑の外周に咲いていた。

 

写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.3. 19.

 1.しづの里の春

今年はアブラナの出来が悪い、連作障害と思われるので対応が必要である。

 

2.ヒトリシズカ(一人静)

門の石の裏に咲いている。しばらくすると葉が展開し、静御前がすうっと立っている風情となる。

 

3.ウグイスカグラ(鶯神楽)

早春にピンクの小さな花をつけ、初夏にルビーのような実をつけるが、

鶯が実をついばむ姿が神楽に似ているのでこの名がついたという説がある。

 

4.ミツマタ(三椏)

 中国から渡来し日本で野生化したと言われ、和紙の原料として利用される。

野生種としては珍しく原色である。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.3. 19.

 1.早春の路地

春が来た

 

2.キジムシロ(雉筵)

今年も黄色の花をつけ、周辺を明るく元気にしている。

バラ科で、イチゴに似た葉と花をつける。

 

3.ヒュウガミズキ(日向水木)

これも早春に元気をくれる黄色の花。産土の入り口でけなげに咲いている。

 写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.3. 15.

 1.アセビ(馬酔木)

ある地方では馬酔木の群落を見ることがある。

動物が有毒性を知っていて食べないため、馬酔木が残り群生したものである。

 

2.ツバキ(椿)

しづの里の向かいの民家に今年も赤い椿が咲いた。

濃紅の花が照葉の葉に映え、竹林をバックに咲いている。

 写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.3. 15.

 1.バイモ(貝母)

今年も生育範囲を広げ元気に咲いている。

春の花にしては渋い美しさがあり、見る人を惹きつける。

 

2.シュンラン(春蘭) 別名:ジジババ(爺婆)

葉の色に似てあまり目立たないが、しっかりと蘭特有の花を咲かせる。

昔はありふれた植物であったが、絶滅危惧種に指定されている。

 写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.2. 28.

 1.ウメ(梅)

コロナに関係なくウメは元気に咲いている。昨年は不作だったので今年は高収穫を期待している。

 

2.スイセン(水仙)

しづの里の門の足元に今年もスイセンが咲いた。甘い香りが漂い、春が来たことを告げている。

毒性が強いので注意が必要である。

 写真・文 前原克彦 

撮影日 2021.2. 26.

 1.フクジュソウ(福寿草)

幸せを呼ぶ黄色い花 福寿草。これから葉が伸び、花も多く咲くので楽しみである。

 

2.スノードロップ

諸説あるが、昔ドイツで流行った涙滴型のイヤリングからこの名がついた。

又、楽園を追われたアダムとイブを見かねた天使が、降る雪をスノードロップの花に変えた、とも言われている。

 

3.マンサク(万作 満作)

 まんず咲くのでマンサク、花が多い年は豊年満作なのでマンサク。

いろいろ説はあるが春を告げる花木として知られている。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.12. 9.

 1.センリョウ(千両) 別名:クササンゴ(草珊瑚)

名前が縁起がいいので正月のお飾りの定番。

今年は例年になく良く実が付いた。

 

2.マンリョウ(万両)

マンリョウも今年は大きな実を沢山付けた。

名前が千両と同じく縁起がいいので正月の飾りに重宝されている。

 

3.カンザキアヤメ(寒咲菖蒲)

例年より少し遅れて開花した。

暖かいせいか例年より小さめの花となったが、葉が今年は美しい。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.10.20.

 1.ホトトギス(杜鵑草)

日本原産の野草で明るい日陰を好む。

花弁の斑点が、鳥の不如帰の首周辺の模様と似ているのでこの名が付いた。

 

2.ミズヒキ(水引)

今年はミズヒキがしっかりと自己主張している。ご祝儀袋の水引に似ていることからこの名が付いた。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.10.20.

 1.シュウメイギク(秋明菊) 別名:キフネギク(貴船菊)

ピンクに続き、白のシュウメイギクが咲いた。ピンクの艶やかな姿も良いが白い清楚な姿も良い。

 

2.ススキ(芒) 別名:オバナ(尾花)

日本の秋を代表する植物。今年は6月3日に切り戻したが、今までで一番穂と葉のバランスが良く、

秋の風情を演出している。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.10.02.

 1.シュウメイギク(秋明菊)別名:キフネギク(貴船菊)

古代、中国より渡来した。京都の貴船地方で野生化したので貴船菊の名が付いた。

菊と名が付くがキンポウゲ科の植物であり、秋の庭に艶やかな風情を与えている。

 

2.ヒガンバナ(彼岸花)別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)

今年は開花が2週間ほど遅れ、お彼岸の頃に咲かなかった。

花期が短かく1週間ほどで花は無くなってしまう、その後葉を出すが初冬の頃には葉も姿を消す。

秋の陽に映えて人の目を引き付ける。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.09.14.

 1.ハギ(萩)

ご存知秋の七草の筆頭。マメ科の植物であり、根に根粒菌を持っているのでやせ地でも良く育つ。

夏から咲いているが9月になると満開になり艶やかである。

 

2.ムラサキシキブ(紫式部)

しづの里の秋の風情を演出している。正確にはコムラサキシキブ(小紫式部)である。

春の花は白く米粒のようで目立たないが、秋ははっきりと自己主張している。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.09.14.

 1.タマスダレ(玉簾)

今年は少し遅い開花であるが、個体数が増えたので白く美しい花が見事に咲いた。

ヒガンバナ科の植物で、毒を持っているので誤食しないように注意が必要である。

 

2.ワレモコウ(吾亦紅)

吾もこうありたい、ということで、この名が付いたという説もあるが定かではない。

有用植物で新葉は食用として、根は漢方役として重用されている。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.04.12.

真打登場!

 

1.クマガイソウ(熊谷草)

昨年は4株、今年は12株に増えた。高位の絶滅危惧種でありいずれは竹林に植栽したい。

熊谷直実と平敦盛の故事よりこの名が付いた。

 

2.ケマンソウ(華鬘草)別名:タイツリソウ(鯛釣草)

あちこち植えたが、この場所(カフェの窓の下)が気に入ったらしく大きく育っている。

 

見る人が居ないが、艶やかな花色で周辺を明るく照らしている。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.04.09.

1.ヒトリシズカ(一人静)

ヒトリシズカが一人で静かにしづの里の岩陰で咲いている。

名の本来の意味は、静御前が一人で踊っている様子を表している。

昨年より一回り大きく育ってくれた。

 

2.風景

春爛漫。しづの里は休みでも植物は健気に花を咲かせている。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.04.06.

1.イカリソウ(錨草) 別名:インヨウカク(淫羊霍)

花の形が錨に似ているのでこの名がついた。古来より強壮剤として珍重されている。

 

2.しづの里の風景

新芽が吹きだし、しづの里は春の風情。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.03.30.

1.オキナグサ(翁草)

花後に付ける種に長い毛があり、髭の翁のような姿からこの名が付いた。

花の咲き始めは産毛のような白い毛が覆い趣のある姿を見せる。

キンポウゲ科の特徴で有毒植物である。昨日の雪で痛み産毛が少し取れてしまった。

 

2.アケビ(木通)

昨年に続き、今年も大量の花がついた。甘い香りが周辺に漂い、春が来たことを告げている。

山形県では食用に栽培され、出荷量は日本一である。

 

3.スミレ(菫)

この場所が気に入ったらしく急激に数を増やした。この個体は日本の野生種と思われる。

野山でひっそりと咲く姿から繊細なイメージであるが、強健でアスファルトの隙間にも進出している。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.03.23.

1.カタクリ(片栗)

今日、環境整備部の下山さんが裏庭で、落ち葉と雑草に埋もれていたカタクリの花を発見した。

去年は1株だったが1株に増えてくれた。

 

2.ナノハナ(菜の花)

しづの里の菜の花が周辺に甘い香りと豊かな色彩を提供している。

行きかう車も楽しそう。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.03.17.

1.キジムシロ(雉筵)

今年は花が小さいような気がする。開花の時間が微妙で写真に撮るタイミングが難しい。

雉が羽を休める筵に似ているのでこの名が付いた。

 

2.ヒュウガミズキ(日向水木)

宮崎県日向には自生せず、丹波地方に多いので、

日向守明智光秀に因んで名が付けれた説があるが定かではない。

花も風情があるが、春の新緑秋の黄葉も美しい。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.03.17.

1.ウグイスカグラ(鶯神楽)

鶯の鳴く頃花が咲き、鶯が隠れるほど葉が茂るので、ウグイスカクレが当て字で鶯神楽となった説が有力。

初夏の赤い実はルビーのように美しい。

 

2.モミジイチゴ(紅葉苺) 別名:キイチゴ(木苺)

葉が紅葉に似ているのでこの名が付いた。ワイルドな風情をしづの里に醸し出している。

 

3.ムラサキダイコン(紫大根) 別名:ハナダイコン(花大根)

今年からしづの里のメンバーになった。大根の花に似ているのでこの名が付いた。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.03.13.

1.ミニアヤメ(ミニ菖蒲)

農業・環境整備部会員2人が夏一杯しっかり除草しているので、今年も小さな姿で頑張って咲いている。

この花の正式な名前は良くわからない。

 

2.シュンラン(春蘭)

ここ数年調子が悪くじり貧であったが、今年は復活して元気な姿を見せている。

心配した蘭のウィルス病ではないらしい。蘭なので花期が長い。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.03.13.

1.ツバキ(椿)

昨年の夏、枝を透かしたので花の数は減ったが、竹林をバックに見事に咲いている。

 

2.アシビ(馬酔木)

今年は花付が良い。

昨年ウメの枝を切ったので陽が多くあたるようになったのが原因か。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.03.05.

1.ミツマタ(三椏)

チンチョウゲ(沈丁花)の仲間で香りが良い。

虫害でかなり樹勢が弱っているが、今年も一杯の花を咲かせてくれた。

 

2.蕗の花

しづの里・農園部の片隅で蕗の花が咲いた。

若い蕾は山菜として愉しみ、今は花として楽しませてくれる。

写真・文 前原克彦 

撮影日 2020.02.24.

1.フクジュソウ(福寿草)

フクジュソウ第2弾。葉が出て、背が伸びた。

 

2.オキナグサ(翁草)

翁とは似ても似つかぬ初々しい若芽、春の息吹。

 

3.マンサク(満作・万作)

まんず咲くマンサクが今年も咲いた。来週には満開を迎えるだろう。

 

4.ウメ(梅)

顔を近づけると、さわやかな凛とした香りが鼻をくすぐる。

この品種は花も美しく実も多くつける。

 写真・文 前原克彦

撮影日 2020.02.22.

1.ナノハナ (菜の花)

アブラナ属の花は黄色で似ていることから、アブラナ属の植物はナノハナと呼ばれている。

しづの里のナノハナは通常4月中旬が最盛期であるが、今年はかなり早くなりそうである。

 写真・文 前原克彦

撮影日 2020.02.11.

1.スノードロップ(別名:待雪草)

寒さの中凛として咲いている。ヒガンバナの仲間で球根は強い毒性がある。

 

2.カンザキアヤメ(寒咲菖蒲)

例年は12月から3月まで咲き続けるが、今冬は遅い開花である。

しばらくは目を楽しませてくれるであろう。

 

3.フクジュソウ(福寿草) 名:ガンタンソウ(元旦草)

春を告げる花の代表である。花は可憐だが毒草である。

 写真・文 前原克彦

撮影日 2019.10.17.

シュウメイギク(秋明菊)

白と、ピンクの八重がだいぶ遅れて開花した。艶やかなピンクは寂しげな秋の景色を明るくしてくれる。

前も述べたが、キクと名が付くが菊ではなく、キンポウゲの仲間である。

 写真・文 前原克彦

撮影日 2019.09.28.

1.シロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華) 別名:シロバナヒガンバナ(白花彼岸花)

DNAの異常により、赤の色素を生成できず白花がうまれた。

白花は繁殖能力が劣るので、その数は少ないと言われている。

 

2.ワレモコウ(吾亦紅・吾木香)

秋の七草のひとつで源氏物語にも見ることが出来るほど、古より日本人に愛されてきた。

名前の由来は定かではないが、吾もこうありたい、という説もある。

 写真・文 前原克彦

撮影日 2019.09.24.

1.シュウメイギク(秋明菊) 別名:キブネギク(貴船菊)

その昔中国より渡来し、京都の貴船地方で野生化した。

あまり知られていないが、アネモネと同じで有毒である。

 

2.ヒガンバナ(彼岸花) 別名:マンジュシャゲ(曼珠沙華)

ヒガンバナの花が咲かないので、どうしたかと気を揉んでいたら、2週間遅れで今年も咲いてくれた。

地下部は漢方薬として使われるが毒でもあるので扱いには注意が必要。晩秋に葉を出すが、

ニラに似ているので誤って食べて食中毒を起こすことがある。

 写真・文 前原克彦

撮影日 2019.09.05.

1.ムラサキシキブ(紫式部)

読んで字のごとく。今年も見事に紫の実をつけた、秋はもうすぐそこに。

 

2.タマスダレ(玉簾)

南米原産、ヨーローッパ経由で明治初期に日本に渡来。

ヒガンバナ科の植物で葉と鱗茎に毒がある。

 

3.蕎麦の花

播種後わずか1か月で開花した。今年も暑さをものとせず順調に生育した。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.09.02.

1.オシロイバナ(白粉花)

南アフリカ原産で江戸時代に日本に到来し野生化した。

しづの里の皆が全員帰宅し、しばらくすると咲き始める。

フォーオクロックフラワー(4時に咲く花)と呼ばれている。

 

2.ホーセンカ(鳳仙花)

今年は背丈が低く花序も小さいが、その風情は好ましい。

幼少の頃、熟した果実に触って弾ける様を楽しんだ思い出がある人が多いと思う。

なんとなく郷愁を誘う花である。

 

3.ケイトウ(鶏頭) 別名:カラアイ(唐藍)

熱帯アジア原産で奈良時代に日本に渡来したといわれる。

数年前、巨大な赤い鶏冠状の花をつけたことがあったが、

その品種の種を蒔いても同じ姿を見ることが出来ない。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.08.10.

カラスウリ(烏瓜)

6時45分、 産土の入口のカラスウリが咲いた。

花粉を運んでもらう蛾に、夜見えるように白い花を咲かす。

蛾を呼び寄せる為芳香も出す。こ

の花は雄花であり、秋に実は付けない。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.08.07.

1.アサガオ(朝顔)

夏の花。“朝顔につるべとられてもらい水” 

江戸の昔から庶民に親しまれたが、季語としては秋になる。

 

2.ハナイカダ(ハナイカダ)

今年の5月にハナイカダの雌木がしづの里にやって来た。

白い小さな花のわりには黒く大きな実である。

比較の為雄木の現在の様子も添付するが、葉の中央に花が咲いた跡が少し残っている。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.07.08.

1.ハンゲショウ(半夏生・半化粧)

今年もハンゲショウがひっそりと、その葉を白く変えて佇んでいる。

半夏の頃にあらわれるので半夏生、

半分化粧しているように見えるのでこの名が付いた、と言われている。

 

2.ヤブカンゾウ(藪萱草)

産土の裏にあるのであまり目に触れることが無い。

萱草の中では大柄で、たくましく咲いている。

 

3.ムラサキシキブ(紫式部)

秋に紫の美しい実を楽しませてくれるムラサキシキブ。

その花も紫で可憐で美しい。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.07.08.

1.オミナエシ(女郎花)

女郎花とかいてオミナエシ。

秋の七草のひとつで、美女を圧倒する美しさからこの名が付いたと言われる。

 

2.ギボウシ(擬宝珠)

今は観賞用に栽培されているが、筆者の幼少の頃は食用として栽培されていた。

葉が鑑賞されるが、花も地味だがそれなりに美しい。

 

3.ヒメヒオウギズイセン(モントブレチア)(姫檜扇水仙)

水仙と名付けれらているがアイリスの仲間である。

明治時代にヨーロッパから入って来て野生化した。

あまりに蔓延り、栽培が禁止されている地域もある。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.06.12.

1.アジサイ(紫陽花) 別名:シチヘンゲ(七変化)

しづの里の向かいの民家のアジサイが咲いた。

日本原産の花木で、水を好むので梅雨の時期に美しさが最高になる。

土壌のPHにより花色が変化するので七変化とも呼ばれる。

有毒であるので扱いには注意が必要。

 

2.オカトラノオ(岡虎の尾)

海藻のトラノオと区別するためこの名が付いた。

サクラソウ科の植物で同じ方向に向かって尾を垂れる。

 

3.カワラナデシコ(河原撫子) 別名:ヤマトナデシコ(大和撫子)

ご存知、大和撫子。しづの里は居心地が悪いらしく植えても一年で枯れてしまう。

最近は育つ環境が変化し、その数は減少しつつあり準絶滅危惧種に指定されている。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.06.07.

1.ホタルブクロ(蛍袋)

北海道から九州までの日本の山野に自生している。

名前の由来は子供たちが、花の中に蛍を入れて楽しんだことに由来するという説が強い。

 

2.ハタザオキキョウ(旗竿桔梗)

ホタルブクロの仲間で暑さに弱いので、夏は半日陰で育成すると良い。

地中海原産だが、旗竿に花を吊るしたような姿が日本人に愛されている。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.05.30.

1.バイカウツギ(梅花空木)

日本原産であるが、この種は江戸末期にヨーロッパに導入され、品種改良されたものと思われる。

甘酸っぱい香りに周辺が包まれている。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.05.27.

1.ハコネウツギ(箱根空木)

日本原産のバラ科の植物。日陰でも良く咲き、繊細で美しい姿を楽しませてくれる。

しづの里では細々と命を繋いている。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.05.19.

1.ハコネウツギ(箱根空木)

幹、枝の内部に空洞がある樹木を総称してウツギと呼ぶ。

箱根と名が付くが箱根に多く自生しているわけではない。

花は白から赤に順次変化する。

 

 2.ノイバラ(野茨)

日本を代表する野ばら。

ヨーロッパで交配の親として盛んに使われ、種々の系統のバラが作られた。

現代バラの誕生に大きな役割を果たした。

 

 3.ウグイスカグラ(鶯神楽)

花は地味で目立たないが実は赤くルビーのように美しい。

日本原産の灌木で最近は庭木として重宝されている。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.05.06.

1.ヒメカンゾウ(姫萱草)

中国原産で、不眠症、利尿などの薬効がある。

花と姿が小ぶりなのでこの名がついた。

 

 2.チョウジソウ(丁子草)

花を横から見ると丁の字に似ることからこの名が付いた。

人類の活動によりその栽培地が減り、今では絶滅危惧種に指定されている。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.05.03.

バラ2題

1.リージャンロードクライマー(麗江薔薇)

中国・麗江で発見されたミステリーローズ。

日本の田舎にもよくマッチし、素晴らしい香りで人を魅了する。

 

 2.サクラ堀田邸ミステリーローズ

堀田家廟で発見されたミステリーローズ。

堀田家11代当主の正恒伯爵がヨーロッパから持ち帰った言われている、中国由来のバラである。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.04.28.

1.ハナイカダ(花筏) 別名:ヨメノナミダ(嫁の涙)

昔は林の中で身近に見られた。

雌雄異株でしづの里の個体は雄であるので、花は咲くが実はつかない。

 

 2.ミヤコワスレ(都忘れ)別名:ノシュンギク(野春菊)

島流しとなった順徳帝が都を偲んで命名したと伝わる。

日本原産の野菊の一種である。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.04.28.

1.イチハツ(一初)

見事に生えそろったイチハツ。

中国原産でアヤメの仲間で一番早く咲くのでこの名が付いた。

 

 2.タツナミソウ(立浪草)

ナツメとウメの枝を切り、日光を取り入れたら今年は見事に繁茂した。

名前の通り、波が立っているように見える。

  写真・文 前原克彦

撮影日 2019.04.21.

1.シャガ(射干)

中国原産の帰化植物である。

種が出来ないので栄養生殖で増殖してきたので、DNAは現在でも変わらない。

 

 2.ヒメシャガ(姫射干)

日本原産の多年草である。この可憐な姿には癒される。

 

 3.オキナグサ(翁草)

その後のオキナグサ。種から髭が伸び、まさに翁の風情である。

 写真・文 前原克彦

撮影日 2019.04.21.

1.エビネ(海老根)

ラン科の植物で、地下部の塊茎が海老に似ているのでこの名が付いた。

 

 2.ミヤマオダマキ(深山苧環)

深山に咲く高山植物であるが、園芸品種として改良された。

しづの里は暑いらしく、年々小さくなっていて心配である。

 写真・文 前原克彦

撮影日 2019.04.12.

1.ケマンソウ(華鬘草)別名:タイツリソウ(鯛釣草)

しづの里が気に入ったのか今年はあちこちにその姿を見せている。

名前の通り鯛がぶら下がっているように見える。葉も花も茎も有毒である。

 

 2.イカリソウ(錨草)

花の様子が船の錨に似ているのでこの名がついた。

全草は淫羊霍という生薬で精力剤として有名である。

 

3.ナノハナ(菜の花)

ナノハナは、アブラナ科アブラナ属の花の総称である。種子からは菜種油を絞り食用とされる。

写真・文 前原克彦

撮影日 2019.03.30.

1.オキナグサ(翁草)

キンポウゲ科の植物で有毒である。種が集合し、一つの一つの種に白い髭ができる様子が、

老人の白髪のように見えることからこの名が付いた。

 

 2.アシビ(馬酔木)

前回はアケボノアシビ(ピンクの花)という園芸種を花だよりに載せたが、白花のこの種がいわゆるアシビである。有毒植物であり、葉を煮だして殺虫剤として使用される。

成長が遅いので東北地方では畑の境界木として植栽されている。

写真・文 前原克彦

撮影日 2019.03.30.

1.ハナニラ(花韮) 別命:ベツレヘムの星

南米原産で明治初期に日本に渡来し野生化している。

野菜のニラと葉と臭いが似ているのでこの名が付いたが、属が別で別の植物である。

 

 2.キジムシロ(雉筵)

葉を放射状に広げた様子が、雉が羽を休める筵に似ているのでこの名が付いた。

学名はイチゴに似ている、という意味である。

写真・文 前原克彦

撮影日 2019.03.25.

1.シュンラン(春蘭) 別名:ジジババ(爺婆)

昨年まで葉の色が悪く病気ではないかと心配したが、今年は見事に咲きそろい、葉もきれいな緑である。

昔はありふれた花でお浸しで食べたそうだが、現在は貴重種になってしまった。

 

 2.ツバキ(椿)

向かいの民家の椿が今年も咲きだした。椿は日本原産であり、英名はカメリア・ジャポニカと呼ばれる。

実は搾ってツバキオイルとして利用され、葉は煎じて薬用とされている。

写真・文 前原克彦

撮影日 2019.03.21.

1.カタクリ(片栗)

昨年は一株だったのが今年は2株に増えた。

いつの日にか、この斜面がカタクリに覆われることを夢見て。

 

 2.バイモ(貝母)別名:アミガサユリ(編笠百合)

地下の鱗茎が貝に似ているのでこの名がついた。

中国原産で鱗茎は生薬として利用されている。

茶花として重用される。

写真・文 前原克彦

撮影日 2019.03.19.

1.ミニアヤメ (三寸菖蒲)

今年もミツマタが艶やかに咲いてくれました。香りも素晴らしいので試す価値あり。

和紙の材料としてあまりに有名である。

 

 2.コブシ(辛夷)

花ではなく実が拳に似ているのでこの名が付いた。早春の山野に白い花が美しく輝いている。

しづの里でのマンサクとのツーショット、お互いに引き立て合っている。

写真・文 前原克彦

撮影日 2019.03.10.

1.ミニアヤメ (三寸菖蒲)

地中海原産のこのアヤメが日本に渡来したのは比較的新しい。

この地が気に入ったのか種がこぼれて数か所に増殖している。

 

2. アシビ (馬酔木) 別名 アセビ

このピンクの花は園芸品種でアケボノアシビと呼ばれる。

全体が有毒であり、煎じて殺虫剤として利用されている。

写真・文 前原克彦